概略

インセインは、冒険企画局、サイコロフィクションシリーズのTRPGの1つです。
マルチジャンルホラーRPGというジャンルが設定されていることからも分かるように、様々な種類のホラー作品をプレイできるようになっています。
例えば典型的な和ホラーもできれば、クトゥルフのようなコズミックホラー、さらには殺人鬼を描くサイコホラーなども再現できます。

他のサイコロフィクションシリーズと同様に、特技表を使った明快な判定が行える点と、ハンドアウト制によりシナリオ構築がやりやすいというポイントがあり、初めてGMをしたいという方にも適しています。
これに加えて、「狂気カード」というシステムにより、いわゆる"発狂"のような症状が再現できるようになっているため、様々な楽しみ方を考えることができます。

特殊なルール

ここでは、インセインの特殊なルールとして「正気度」「狂気カード」の2つについて紹介します。

正気度

それぞれのPCは生命力とは別に、正気度という数値を持っています。
この数値はシナリオ中の「ショック」と呼ばれる項目が設定された情報を取得することで減少していきます。

これが後述する「狂気カード」の顕在化枚数を下回った時、「錯乱」と呼ばれる状態に陥ります。
平常時であればなんとか症状を抑えることができますが、戦闘などの緊迫した場面になると錯乱し、攻撃と逃亡以外の行動にコストが発生するようになってしまいます。
PCの狂気を演出する一翼を担うシステムです。

狂気カード

狂気カードは、シナリオごとに決まった枚数がデッキとして設定されています。
シナリオの中で「恐怖判定」と呼ばれる判定が発生することがあり、PCがこの判定に失敗すると、デッキから1枚狂気カードを引かなければなりません。
この狂気カードには「トリガー」と呼ばれる、発動の条件が記載されており、それを満たした時にその効果が顕在化します。
狂気の内容は様々ですが、その多くがPC達に対して悪影響を及ぼすものであり、RPのきっかけともなってくれるでしょう。

ちなみに、設定されているデッキ全てが引かれてしまった場合、そのシナリオは狂気の渦に巻き込まれてしまい、ゲームオーバーとなります。
……ファンブルの際にも狂気カードを引くシステムなので、運が悪い人が集まるとシナリオと関係のない所でシナリオが滅びます。

ルールブック類

現在インセインには基本となるルールブック1冊に加え、2冊のサプリメントが販売されています。
また、それとは別にシナリオ集が1冊あります。

『インセイン』

基本的なルールが網羅されているもので、これ1冊あればGMとしてもPLとしても十分プレイすることが可能です。
拡張性が高いシステムであるため、自分で好きに要素を加えていくことができるようになっているのも魅力的な部分です。
前半に掲載されているリプレイはインセインのプレイ感をわかりやすく伝えてくれるものとなっています。

『インセイン2 デッドループ』

終わらない惨劇を表現するためのシステムや、ランダムな判定を行うための設定集などが加わっています。
主にGM向けのサプリメントですが、PLとしても使用することができるアビリティが追加されています。

キャンペーン向けのデータなどが追加されているため、複数回に渡るセッションをより拡張的に行いたい場合に使用すると良いでしょう。
前半に掲載されているリプレイは、『インセイン』のリプレイの登場人物たちのその後を見ることができるもので、こちらも楽しめます。

『インセインSCP』

こちらは、インターネット上で人気の創作群であるSCPを題材にしたサプリメントです。
完全にSCPを取り扱うためだけのサプリメントとなっているため、SCPに関係するシナリオを作る、あるいはプレイしたい場合以外には必要がありません。
その分、その場合については各種設定がしっかりと作られています。

ちなみにSCP-173は著作権の関係でデータに含まれていません。
また、SCP-JPのネタも無いのでそちらがお目当ての方は自分でデータをつくる必要があるため注意しましょう。
前半に掲載されているリプレイは、SCP財団職員4名が不明なオブジェクトの確保を行うために奔走する、というものです。
こちらも雰囲気を掴むのに良いでしょう。

『インセイン シナリオ集 ディオダディ荘の怪奇談義』

こちらは、インセインで使用できる様々なシナリオをまとめたシナリオブックです。
データなどが追加されているわけではありませんが、20本ものシナリオが掲載されています。
『インセイン』『インセイン2 デッドループ』の2冊があれば、全てのシナリオをプレイするのに必要なデータが揃います。
残念ながら『インセインSCP』のシナリオは掲載されていませんが、これだけでも多くのセッションを楽しめるため、シナリオを書くのが苦手な方でもプレイしやすいのがメリットの1つとなるでしょう。
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